浜松ウエルネスフォーラム2021 レポート
- プロジェクトを地域内外に発信するためのキックオフイベントとして、「浜松ウエルネスフォーラム2021~「予防・健幸都市 浜松」実現に向けて~」を開催しました。
日時 | 令和3年3月17日(水) 14:00~18:10 |
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場所 | グランドホテル浜松 |
オンライン | Zoomウェビナー |
主催 | 浜松市、(株)時評社 |
後援 | 経済産業省、厚生労働省 |
内容 | 厚生労働省と経済産業省による基調講演、浜松ウエルネスプロジェクトの紹介 など |
来場者数 | 会場:50名、オンライン:約240名 |
主催者挨拶 | 浜松市長 鈴木 康友 |
浜松ウエルネスプロジェクト の全体像について |
浜松市健康増進課 副参事 鈴木久仁厚 |
基調講演1 | 『マイナンバーカードの健康保険証利用について』 厚生労働省保険局 医療介護連携政策課長 山下護 氏 |
基調講演2 | 『健康寿命の延伸に向けたヘルスケア産業の創出』 経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長 稲邑拓馬 氏 |
浜松ウエルネス・ラボ 活動報告 |
【官民連携社会実証事業の紹介】
【データプラットフォーム構築】 SAPジャパン(株)
【健康ビックデータ分析】 (大)浜松医科大学健康社会医学教授 尾島俊之氏 (福)聖隷福祉事業団聖隷健康診断センター医師/(大)浜松医科大学健康社会医学講座特任研究員 赤松友梨 氏 |
浜松ウエルネス推進協議会 活動報告 |
【令和2年度活動報告】
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浜松ウエルネス フォーラム総括 |
スタンフォード大学循環器科主任研究員 池野文昭 氏 (大)浜松医科大学理事・副学長 山本清二 氏 (社福)聖隷福祉事業団理事専務執行役員保健事業部長 福田崇典 氏 |
浜松ウエルネスフォーラム2021「予防・健幸都市 浜松」実現に向けてのポイント
- 浜松市は、人生100年時代を見据え、「予防・健幸都市」という新たな都市像を実現していくため、新たに「浜松ウエルネスプロジェクト」を立ち上げた。「浜松ウエルネスプロジェクト」の推進体制として、「浜松ウエルネス推進協議会」(地域の推進機関・現在117の企業、団体が参加)と「浜松ウエルネス・ラボ」(地域外企業7社、浜松医科大学、聖隷福祉事業団などが参加)の二つの官民連携プラットフォームをエンジンに市民の健康寿命延伸を推進していく。
- マイナンバーカードによる健康保険証利用は、自分の健康・医療の情報を医療機関と共有されることによって、医師や薬剤師などプロに伝わる仕組みで、診療内容や問診の質向上に役立つ。さまざまなプラットフォームと組み合わせることによって、最終的に市民に有益なアドバイスができるアプリケーションを提供するなど、さまざまな可能性が広がる。
- 自分の健康をどう生かしていけるかという点で、経済産業省・厚生労働省・総務省はPHR利用に関する新たなルールを作っている。ルールをクリアした事業者のみが公的なPHRを利用できる。また、健康経営が、ここ数年でかなり浸透しており、特に地方では、地域自治体が健康経営を行う企業を表彰する動きも広がっている。
- 「浜松ウエルネス・ラボ」では2021年度から参加企業が実証事業で蓄積したデータや行政が公開しているさまざまなデータを収集して分析をするデータプラットフォームを構築、実装していく。
- 浜松市は男女ともに全国の政令指定都市のうち健康寿命がトップを誇る。そこで、「浜松ウエルネスプロジェクト」の一環として、その要因を解明しさらに延伸させていくための共同研究「健康ビッグデータによる分析」を浜松医大・静岡大学・聖隷福祉事業団・浜松市の四者で行うことになった。
- 「浜松ウエルネスプロジェクト」の素晴らしい点は、浜松市が実行部隊として、大学・病院・民間企業とともに汗をかき、プロジェクト自体を動かしている点にある。また「浜松ウエルネス・ラボ」の実証事業において、期待すべき点は「予防の見える化・可視化」にあると言え、恐らく今後はこうしたモデルが増えていくと予想される。
浜松ウエルネスフォーラム2021レポートの詳細はこちらをご覧ください。(PDF:2.32MB)